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『察してもらう』のやめよう。人間関係を悪化させる『察してもらう文化』

なぜ気付いてくれないの?
なぜわかってくれないの?
そうやってイライラを溜めていませんか?察するという行動は、自分から求めだすと、人との関係性を悪化させていくだけです。

目次

 

察してもらおうとするとだいたい失敗する

自分が言いにくいことを人に察してもらい、どうにかして助けてもらおうとすると、だいたい失敗します。
なぜだと思いますか?今回、そのナゼを考えてみました。

言いにくいからこそ、察してもらいたいという気持ち。そこには、自分が言うと角が立ちそうな事を、自分が言わずにどうにかしてもらおうという後ろ暗い気持ちが働いています。
それは、次のような状況でよく現れます。

  • 家事・仕事に忙しく、他のことに手が回らない→手伝ってほしい
  • 手伝ってもらったけれど手順が違う→気が付いて直してほしい
  • 主観に左右される不快な言動→気が付いて止めてほしい

これらは対立してしまいそうな反対意見を伝えたい状況ですね。
ただ意見を言うだけとは違い、相手がすでに逆の意見を示していたり、相手がこちらの状況に全く気が付いていなかったりする状況では、意見を言うことが「相手の間違いを注意する」という行動にすり替わりやすいのです。

自分は「こうしてほしい」という意見を伝えて、手助けや改善がほしいだけなのに、相手にはそう伝わらない可能性が高いと、自分でもわかる状況ですよね。

そんな時、だいたいの人は我慢して耐え忍ぶ道を選び、相手に強いアイコンタクトを送るなどのアピールだけは欠かしません。
しかし、それが察してもらおうとする行動です。

察してもらおうとするアピール行動とは、目立つように物音を立てたり、忙しなく動いてみたり、ひとり言をつぶやいてみたりするものではありませんか?
そんな行動、周りから見たらどう見えているか…

  • 忙しいフリをアピールしている
  • イライラしている
  • 物音、ひとり言がうるさい

察してもらおうとする行動は、周りにとっては非常に迷惑な行動なのです。相手が手助けする気持ちを失うどころか、平常心を削るような行動です。
それだけではなく、相手をイラつかせ、自分に対する評価、評判、感情までマイナスになってしまいます。

察してもらおうとする後ろ暗い気持ちから現れた行動は、周囲にとっても自分自身にとっても、何ひとつメリットになる事はありません。

 

察するのは良し!察してもらうは悪し!

察するということは素敵な行為だと思います。相手の状況をよく見て、考えて、何か助けられることはないかを探るなんて、素敵な行為ですよね。助け合いという精神の現れそのものです。

けれど、察してもらおうとする行為は恥ずかしいものです。
自分が今どれだけ大変か、辛いか、苦しいかを思い知れ!とでも言いたげに、乱暴な言動を周囲に見せつけています。そんな行為を見せつけられた周囲からは、助け合いの気持ちが現れることは決してありません。

 

互いに察し合える関係が最良

人はよくよく自分と周囲を見失います。大変で忙しくて、辛くて頑張っているのは自分だけのように感じ、周囲はそれの上に楽をしていると思い込む。
このように感じたこと、思ったことはありませんか?
本当にそうなのか、あらゆる目線で考え抜きましたか?
たった今の辛い部分だけを切り取って、世界から切り離してはいませんか?

そんな時こそ、周囲に察して助けてもらいたいと卑屈な考えに取りつかれてしまいますよね。

では、最良な関係性とはどのような形なのでしょうか。
助けて助けられて、お互い様と言える関係ではないでしょうか。

いつまでも助けてばかりでは、自分が疲れてしまいます。かといって、助けられてばかりでは、周囲の人達が疲れ切ってしまいます。
程よくお互いが助け合えて、頼れる存在でいられる関係になれたなら、心地よいでしょうね。

 

言葉は最大のコミュニケーション

察してもらいたいと思う時は、疲れていたり、忙しかったり、自分に余裕がない時です。そんな時だからこそ、信頼できる人達に頼ることは間違いではありません。辛い時に「辛い」と言えるのは、正しい行動です。

ならば、「助けて」という声は、きちんと言葉にしましょう。「辛い」や「助けて」をきちんと言葉にして周囲に発せば、必ず助けてくれる人が現れます。
そして、助けてもらったら「ありがとう」を伝えてましょう。

言葉は誰にでも簡単に使えるコミュニケーションツールです。たった一言あるかないかの違いで、印象が変わってしまうほど繊細な面も持ち合わせています。
伝えたい気持ちが漏れなく伝わるように。
思いを込めた気持ちが誤解されてしまわないように。
一言一言を丁寧に紡いでみてください。察してもらおうとしていた時よりも、抱えている気持ちが大切な人達に伝わるはずです。