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職場は仲良くなくてもいい。他人行儀なくらいがちょうど良いという真実

職場の人間関係は平穏であれば親密じゃなくてもいい。そう考えるのは、やや冷たい人間だと思いますか?
でも、これが真実です。

目次

 

あなたの職場の人間関係は?

あなたの職場はどんな雰囲気ですか?
何でも喋れるアットホーム?規律の厳しい業務優先型?
あなたは自分の職場の人間関係を、どんな風に感じていますか?

事実、色んな人間がいる職場で、全員が仲良しというのはありえません。それなのに「誰とでも仲良く。みんな仲良し」という幼少時に教えられる他人への優しさや気遣いを要求し、それができない人は出来損ないというレッテルを貼られてしまいます。

実際の職場では、「みんな仲良く」という綺麗な言葉で飾り、そうではない現実を見せないようにしているという場面を幾度となく見てきました。
その大半は、「全員仲良く」と言っている大人たちが、率先して職場いじめを行っているという現実でした。

 

なぜ拗れる?職場の人間関係

職場いじめとはなぜ起きるのでしょうか?
職場で全員仲良しができないのは、仕事を行うに多くの人数が必要になるからです。人数が多くなるほど、考え方や育ってきた環境の違いを思い知る機会は増え、そこに摩擦やすれ違いが生じやすくなります。
また、業務内容や目的の違いから、対立してしまう構図が作られやすいことも一因としてあるでしょう。

自分の意見が通りにくくなったり、業務遂行の障壁となったりする人が現れると、人は自分の脅威となるものを排除しようとします。それが職場いじめやパワハラに繋がっていきやすく、自分を客観的に見れない人ほど、どんどんひどいいじめを行ってしまいがちです。

業務を正しく遂行したいだけなのに、人を傷つけてしまうなんて愚かで悲しいと思いませんか?残念なことに、人数が多い職場ほどこの傾向は強まりますが、10人程度の少ない人数でも起きるので、始末に負えません。

 

良い人だけに押し寄せる業務と苦悩とプレッシャー

職場の中でもいじめに遭いやすいのは、「良い人」と呼ばれるタイプの人です。誰とでも雑談ができ、分け隔てなく対応できる人。一見するとコミュニケーション能力の高そうな人に見えますが、逆を言うと八方美人と罵られる可能性があるということです。

このタイプの人で、嫌な事や無理な事を断れないという一面があるならば、職場中からのプレッシャーや押し付けられる多量の業務、そしてたくさんの人から個別に吐き出されるグチに精神的にも肉体的にも参ってしまうでしょう。

人は誰しも、楽をして生きていたいという考えがあります。誰だって面倒な事や苦労することは見えないフリをして、いつの間にか問題が消えているのを待ちたくなるものです。
しかし、その放置した問題を片付ける為に自分以外の誰かが犠牲になっているということを知った方がいい。あなたがやらなかった嫌な業務を、誰かが代わりにやっていてくれるということを知ったら、どう感じますか?自分がその立場になってしまったら、どうしますか?

 

職場のあるべき形

本来、職場というものは行った業務に対しての対価が支払われるだけの場所です。そこで構築すべきは親密な人間関係ではありません。
正しい業務遂行能力と業務を円滑にする程度のコミュニケーションだけでいいのです。

職場で友達になれる人と巡り合えたら、それは奇跡です。運命の出会いです。
けれど、もし我慢して付き合わなければならないような関係ならば、その関係は早めに捨ててしまった方がいいでしょう。職場で拗れる人間関係ほど、業務に支障をきたすものはありません。

職場とは、交友関係の場ではありません。ただ仕事を行い、対価をもらうだけの場だと認識を改める必要があるのではないでしょうか。

 

人間関係は押し付けられるものじゃない

この問題の根深さは、子供の頃に「誰とでも仲良くできない子は悪い子」という教えにあると、私は思います。
好き嫌いがあるのは間違いじゃないし、嫌いだからといっていじめたり排除したりするのは間違いです。そうだと教えず、どんな人とでも心から親切に仲良くしなければならないと、親や教師、周囲の大人たちから刷り込みのように教えられてきた今の刷り込み教育が間違っていると思います。

「誰とでも仲良くできて当たり前で自然で、それができない方が間違いで出来損ない」という考え方の押し付けが、社会に出てからは通用しないことを、誰もが一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
けれど、この考え方そのものを間違いだと宣言する人は決して多くはありません。

友達、恋人、家族、職場の人達。それぞれに適切な関係性と距離があって、それは個人個人違って当たり前なのです。
職場の人間とは、深い付き合いをしない。それでいいと思います。深い付き合いをしたいと思った人が職場に1、2人いたら幸運なだけです。最低限のコミュニケーションをとり、仕事を進めるに十分な親密度さえあれば、他人のままでいる勇気を持ってください。
そして、その関係性は決して間違いなんかじゃありません。

明日から、職場の人間関係を見直してみましょう。きっともっと楽になれる関係性があるはずです。