人との関係が壊れてしまった時の直し方
今回は【人間関係の直し方】についてご紹介します。
友達であったり、同僚であったあり、家族であったり。様々な関係を築いていく中で、壊れないものはありません。
それを直しながら関係を継続することで、より強い絆を得ることができます。
目次
関係修復に大切な6つの事
関係を直す方法
とても簡単なことです。
相手の立場になって考え、行動すること
シンプルですが、この芯の考え方が本当に大事なのです。
上辺だけを繕って、相手にへりくだっても良い関係にはなれません。相手が主、自分が従。そんな関係はお互いを傷つけてしまいます。自分が「こうされたい」だから相手に「こうする」では、自分本位な考え方になってしまいます。
本当に相手の立場になり、相手のことを想い、行動するならば、まずは相手を理解することから始めるのです。その先に【相手の立場になって考え、行動する】ことができるようになります。
良好な関係=信頼値を増やす
人と人との間には信頼が結ばれます。その結びつきが強いほど、何かマイナスの事があってもすぐに壊れることはありません。
この信頼値は常日頃の言動の積み重ねによって作られます。
礼儀正しい行動、正直であること、親切であること、約束を守ることなどです。これらの行動ひとつひとつが相手に積み重なり、自分との関係を強いものにしてくれます。
しかしこの信頼値、いつまでも積み重ねられるものでは決してありません。
あなたが何か些細なミスを犯したとすれば、相手のあなたに対する信頼値は下がります。けれど積み重ねていた信頼値が大きければ、いきなりゼロにはならないというだけです。
その些細なミスを認め、謝罪などの行動を取ることで相手への信頼値は回復します。何もせずに放置すれば、その分だけ信頼値は下がっていきます。
良港な関係の為には信頼値を増やし続けていくことが重要です。
そして、その信頼値は一朝一夕では増えないという特徴があります。どうやったら増やしていけるのか、具体的にご紹介します。
良い関係の為の6つの事
- 相手を理解する
6つの中で何よりも大切な事です。
よく感じた事がありませんか?自分にとって大切な物や事の話をしている時に、相手が上の空だったりすること。またはその逆。
相手を理解するには自分の物差しはいりません。「私はこう思う」「それはこうじゃないの?」そういった意見は相手を理解する上で邪魔にしかなりません。相手を本当に理解したいなら、その人が大切に思うことをあなたも大切に思う必要があります。
例えば、相手の趣味を一緒に楽しんでみるなど。相手の領域に一歩踏み込んでいきましょう。
- 小さなことを大切にする
人はとてもよく周りの事を見て・聞いています。ほんの些細な出来事でも、それが何よりも嬉しいということです。
恋人とデートをした時、一緒に楽しい時間を過ごしたことは何よりも嬉しい記憶になるでしょう。けれどデートの帰り道、最後に「今日はすっごく楽しかった」と満面の笑みで言われたとしたら、そのデートの一日がもっと素敵な記憶になりますね。
時間や労力を費やした大半よりも鮮明に記憶に残る一言になるでしょう。ほんの少しの気配り、ほんの些細な一言が何よりも大切であったりします。
- 約束を守る
誰しも約束を破られれば腹立たしくなります。そこにどんな理由があっても、自分よりも優先されたということに悲しくなるのです。
約束をする時は思いがけない事があるかもしれないと考えて、余裕を持って約束をしましょう。
- 期待することがあれば、基準をはっきりさせる
立場によって無意識に相手に何かを求めていませんか?
例えば夫婦、上司、部下、管理者であったりした場合、相手が「こうあるべき」と思っていることはありませんか?それはあなたがそう思っているだけで、相手はそう思っていない事が多いです。この矛盾はいずれ膨らみ、大きな亀裂を生みだします。
その前に相手と話し合い、どんな事を求めている・期待しているのかをはっきりとさせる事が大切です。勝手な思い込みで期待して、相手ができなかったら失望していては良好な関係は築けません。
例えば夫婦であれば、妻が家事全般をやるものだという考えは持っていませんか?夫が生活費の半分以上を稼いできてくれるという考えは持っていませんか?
多様化するこの時代で、古い考え方のままではどの方にも合いません。自分たちに合った期待をはっきりさせて、相手に伝えることで自分たちらしい関係を築いていけるのです。
- 誠実さを示す
誠実さとはどんな言動だと思いますか?
例えば、その場にいない人の悪口を言い合う人。誠実だと思いますか?
例えば、その場にいない人の悪口を言わない人、悪口を言う人をいさめる人。誠実だと思いますか?
誠実さとは、相手を騙したり、下心を持って接したり、その場限りの悪い風潮に乗るような、それら一切をしない事です。
- 間違いを犯した時は、誠意をもってすぐに認め、謝罪する
謝罪すること、苦手な方が多いと思います。自分の弱さを相手に晒しているのですから。間違いがあった事を認め、それを心から謝罪することは本当に難しいです。
言葉だけで「ごめんね」と言うことは誰にでもできます。しかし心の内で舌を出していては、それははっきりと相手に伝わってしまっているのです。そんな謝罪をされた相手は、あなたのことを信頼することはできませんよね。
誠意をもって認め、謝罪することは恐怖を伴います。けれどそれに見合うだけの価値があると思います。それは相手の信頼を取り戻すことに繋がるからです。
しかし、誠意をもって謝罪したとしても効果の無いことがひとつあります。それは何度も同じ間違いを繰り返すことです。
何度も同じ間違いを繰り返すということは、心の中ではその間違いを間違いとは思っていないからです。その考え自体を変えない限り、間違いは起こり続けます。それはつまり、誠意をもって認め、謝罪していないということです。その場限りの謝罪に何の意味もありません。
関係修復の為にかかる時間
大切な相手との関係が壊れてしまった時、上記の6つの大切な事を実践し、関係は良好になっていくでしょう。
けれど相手との関係は一度壊れているのです。そう簡単に相手はあなたに対して信頼値を上げてくれません。嫌味を返されることもあるでしょう。素っ気ない態度で返されることもあるでしょう。時には無視されるかもしれません。
それで諦めてしまわないでください。
最初の関係もお互いが手探りの状態で相手に近付こうと気遣い、理解し合った結果に作り上げられたものです。それと同じように関係を修復するには時間がかかります。何週間、何か月、もしくは何年もかかるかもしれません。
それでも途中で諦め、「あの人はなんて意固地なの!」と投げ捨てないでください。相手にそうさせたのはあなたの態度が原因なのだから。
投げ捨てるのは簡単にできます。けれど今度こそ関係は修復不可能に向かってしまいます。
そうしたくないなら、相手のことを本当に理解する為、相手の立場になって考えてみてください。答えはそこに全てあります。大切な人の為に考える時間を割いてください。
今は素っ気なくとも、いつか相手もあなたを理解し、信頼を築いていける関係に戻るはずです。その時は壊れる前以上の強い絆が出来ています。
Leave a Reply