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人間関係がうまくいく!「してもらった事を数える」

人と付き合っていく上で、けっしてやってはいけない事があります。
ついうっかりやっている方はいませんか?「してもらえなかった事を数える」こと。

 

「してもらえなかった事」は小さな雑事

日常の中で、人に期待する場面はたくさんあります。
掃除、洗濯、ゴミ捨て、片づけ。手間ではないけれど、ちょっとだけ面倒なこと。それを誰かに期待していませんか?

あなたが期待していることは相手も期待していることです。お互いに何も言わず、察してもらおうとする下心があると、結局どちらもやらずにお互いが相手を期待外れだと思ってしまいます。
これは大きな作業には当てはまりません。大きな作業の場合、誰がやるかを事前に話し合っているからです。誰がやってもいいことなどの小さな雑事にだけ起きる心の罠です。

こんな悪循環はいけないのですが、その中でもっといけないことがひとつあります。それは【してもらえなかった事を数える】ことです。

例えば、自分の家を想像してください。家族で食事を取り終わって、食器を各自が片付けるルールになっていました。
あなたが自分の食器をシンクに置いて、ちょっとだけ別件でその場を離れました。その間に家族の一人が自分の分の食器だけを洗い終えています。
あなたはどう感じますか?
「ついでに洗ってくれればいいのに。やってくれないなんて、ケチ」
そう思ったのではないでしょうか。

こういった小さい「してもらえなかった事」結構な数が日常の中にあるのではないでしょうか。その時々で状況も相手も違うと思います。
けれど受け手はあなた一人。そうなった時にあなたの心の中ではどんな変化が起きていると思いますか?

 

心の中に起きる変化

「してもらえなかった事」が重なるとフラストレーションが溜まります。相手が違う人であっても、あなたの心の中にどんどん溜まって重なっていき、やがて大きく爆発します。
「してもらえなかった事」を数えることは、自分の中に負の感情を置き続けている状態です。忘れ去ってもいいくらい小さな事なのに、毎日毎日思い出しては忘れないように並べていくようなものです。
これでは心の健康は保たれません。
あなたが見るもの全て「自分を助けてくれたか、助けてくれなかったか」それだけで物事を見るようになってしまいます。

 

「他人に期待をしない」は冷たい考えじゃない

他人に期待をしない。言い方は冷たいように聞こえますが、そんなことはありません。他人に期待をしないという事は、自分でやる気持ちを常に持つという事です。
手伝って欲しい時は察してもらうのを待つのではなく、言葉に出して手伝って欲しい、どうして欲しいということを伝えなければ、誰もあなたを手伝うことはできません。あなたがどうして欲しいのか、知っているのはあなただけなのです。

相手に期待する時は、それを相手に間違いがないように伝えなければいけません。何に期待して、どういう結果をもらたしてほしくて、どうやって行ってほしいのか。その全てを相手に説明し、間違いなく共有しなければいけません。
そうでなければ、相手は自分がやるものとは思わず、あなたは相手がやるものと思う思い違いが起きてしまうからです。

 

本当に数えるべきは「してもらった事」

あなたが日常の中で本当に数えるべき事は「してもらった事」です。
掃除機をかけてくれた。
ゴミを出してくれた。
片付けをしてくれた。
荷物を運んでくれた。
してもらったら、すぐに「ありがとう」と伝えましょう。そうすると相手はあなたに何をやって感謝されてかを憶えます。すると次に同じような機会があった時に、相手に余裕があればあなたを手伝ってくれるでしょう。
そしてあなたも相手が同じように困っていてたら手伝うことができるでしょう。

これはどちらが先にやったかは関係ありません。「してもらったからやってあげる」ではないという事を忘れないでください。
あなたが打算的であれば、例えあなたが誰かの手伝いをしたとしても、次にあなたが困った時に誰も手伝ってはくれません。あなたがどのような考えをもって行動しているのか、見ていればわかることなのです。

 

してもらったら、ひと言は余計

よくこんな場面を見ることはありませんか?

家族が留守にしている間に、あなたは部屋に掃除機をかけました。
帰ってきた家族がそれを見て言いました。
「掃除機かけてくれてありがとう。この部屋だけ?」
この感謝の言葉を、あなたは感謝と受け取りますか?
これでも「ありがとう」と言った家族は感謝しているつもりなのです。確かにありがとうと言っていますが、あとに続く言葉が全てを台無しにしている事がわかりますね。

もうひとつのパターンに多いのが助言です。
同じく掃除機をかけたあなたに家族が感謝します。
「掃除機かけてくれてありがとう。この辺りの掃除はこっちを使うと綺麗になるよ」
ありがとうのあとに家族なりの助言が加わりました。
これをどう感じますか?感謝と受け取りますか?
助言をしていると言うことは、今の現状で満足していないことを表しています。せっかく掃除機をかけたのに「これじゃダメ!」なんて面と向かって言われているのと同じです。

こんな風に感謝の言葉には他の余計な言葉はいりません。あるだけ本当に余計なひと言にしかならないのです。

 

ありがとうの連鎖を作る

余計なひと言を言わず、察してもらおうとする期待をせず、してもらった事だけを数える。
そうすることであなたの心は豊かになっていきます。
悪い事を数えるのではなく、良い事を数えるのです。

あなたが誰かにしてあげた事が相手にとってプラスなのかマイナスなのか、それを判断するのは相手です。
同じように相手にしてもらった事をプラスと判断するかマイナスと判断するかはあなたです。

「ありがとう」の連鎖を作って、誰とでも手を取り合える関係を作っていきましょう。その為に、相手を察することは大切なことです。けれど察してもらおうとしてはいけません。
そして、してもらった事を数えて心を豊かにしましょう。