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いじめが起きる原因。些細な事が原因になる

文部科学省では、いじめを次のように定義しています。

「いじめ」とは、「児童生徒に対して、当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係のある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む。)であって、当該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの」とする。
なお、起こった場所は学校の内外を問わない。

と、しています。
つまり、【付き合いのある人が、対象となる人をリアルでもネットでも、相手が心身に苦痛を感じる行為をいじめと認定する】ということです。
いじめだと認定するのは他の誰でもないいじめられた本人です。

文部科学省では、子供を対象として定義付けしていますが、大人の世界でも同じです。相手が苦痛を感じていたら、それが冗談でも悪ふざけでも、全ていじめになるのです。

 

 

いじめの原因

1対多数のあひるの写真
原因とされるスタート地点は本当に些細な出来事であることがほとんどです。だから余計に本人達には何が原因だったかわからず、延々といじめが継続されていきやすいです。

 

 

意見が分かれる

多数決などで話をまとめる際、必ず少数派と多数派に分かれます。ここで重要なのは、少数派がいじめられようとしているのではなく、多数の意見を獲得した側が少数派を叩き潰すかのようにいじめに走るという点です。

自分と人は違うということを受け入れられないのは成長期の子供によくあることです。皆同じだから安心できるという本能です。
その違いは悪いものではないと大人が教え、本人たちが受け入れることでいじめは徐々に収まります。

大人の場合、この成長をせずに育ってしまったということが考えられます。大人になれば今までの経験で世間を見て、自分が正しいという絶対の基準を持っていることも多いです。その分、いじめは悪質・苛烈になりやすい傾向にあります。

 

 

相手の嫌がることをした

いじめられる側がいじめる側の嫌がることをしたことが発端で、いじめられるようになることも多いです。
元々は友人関係であったのに一夜にして立場に上下が付き、いじめられるようになります。

早期に原因が判明すれば友人関係に戻ることもできますが、長期化すると復讐が復讐を呼び、泥沼化します。それによってお互いに許せる範囲を飛び越えてしまいます。
そもそもの発端で許せる範囲を飛び越えていた場合、早期発見しても解決は難しくなります。

 

 

優越感、ストレス発散

人を見下すことに優越感を感じてしまい、それを得る為にいじめを行うという人もいます。この場合、第三者からの指摘・カウンセリングがないと止められません。ひとつのいじめを止めても、ターゲットを変えて、更に周囲に気付かれないように狡猾になっていきます。

同じくストレス発散の為にいじめを行うということもあります。自分では抱えきれないストレスを、自分より弱者である相手にぶつけることで自分が壊れることを防いでいます。
根本的な解決にはもちろんなっていませんので、優越感の場合と同じように泥沼化しやすい原因です。

このふたつは、本人が「自分の行動は異常だ」という認識を持つことは稀です。快楽を得ようとする脳の働きに抗いきれるものではありません。信頼できる方に相談し、早期に直していくことが一番です。

 

 

自分の行為を正当化したい

相手が何かを間違った場合、それを正すという名目でいじめにはしることがあります。
最初の内は確かに間違いを訂正し、正しい方向への導きだったかもしれません。それも度を越すといじめの領域に入っていきます。
元々が相手の間違いを正すことだったゆえに、自分でも意識しない内にいじめている可能性が高いです。
自分の行動により、相手がどう感じるかを今一度考えてみてください。

 

 

想像力の欠如

ここまではいじめる側が原因を理解していたりする場合が多いものでした。しかし【想像力の欠如】だけは、いじめる側にそのつもりは全くありません。
自分の行動で相手がどう感じるかを全く理解していません。その前に想像をしていないのです。この場合、第三者からの指摘があると手のひらを返したように態度が変わることがあります。

間違いだと気付けば、相手に謝罪し、元の関係に戻れるように努力するでしょう。
もうひとつは【自分の行為の正当化】にはしる恐れがあります。
誰しも間違いは犯さないように生きています。間違えることは恥ずかしく、愚かしいと小さな頃から学んできました。それゆえに、今までの行為をいじめだと判断してしまっては自分が間違っていたと認めることになります。
それが恐ろしくて本当のいじめに発展可能性もあります。

 

 

まとめ

いじめの原因を5つあげました。全てが些細な感情のすれ違いであったり、相手を理解する力が欠けていたりと、成長過程で起こりうるようなことばかりです。
子供のいじめ問題も大きく取り上げられていますが、実はそれ以上の数が大人の世界で行われているのです。
子供以上に狡猾で醜悪な大人のいじめは、いじめられる側を殺す勢いで迫ってきます。

相手を思いやるという日本人らしい感情を思い出してほしいと思います。
誰だって殴られれば痛いです。
体に傷がなくても、言葉で傷つけられます。
何も言われなくても、態度で傷つけられます。
その痛みを知らないというなら想像してみてください。大切な人にそうされた時、あなたはどんな気持ちになりますか?