メイクが上手くできないのは【ほんのひと手間】の違いだった!
ファンデーションが綺麗に濡れていない、アイシャドウに塗りムラができる、チークが自然に馴染まないなど、たくさんのメイク下手さんからの嘆きが聞こえてきます。実は私もそうでした!
目次
メイクが上手くできていない原因は?

メイクがなんとなく上手くできない。その原因はあなたのほんのひと手間にありました。
まずお聞きします。
あなたは【ケースから筆や指先に取ったアイテムをそのままお肌にのせていますか?】
この質問に「はい」と答えられた方は、今すぐメイクのやり方を見直す必要があります。面倒と切り捨ててしまったものにこそ、メイク上達のコツがあったということを理解しましょう!
メイクアイテムのほとんどは、筆や指先に取ったあとで一度ティッシュや手の甲に乗せ、その分量や色味を調節します。なぜなら、そのままお肌にのせてしまうと塗りムラになってしまったり、色の調整ができないままお肌にのせることになってしまうからです。
これはプロの技というほどのものではありません。ほんのひと手間、それを惜しむことで発生するNGメイクのひとつです。
パーツ別NGポイントと上手になれるコツ

高級なメイクアイテムやプロ並みの技がなくても、誰でも綺麗にメイクすることは可能です。それには、面倒くさがらず、手間を惜しまず、自分を見つめ直すことが必須条件!
これからパーツ別にNGポイントと上手にメイクするコツをご紹介します。あなたにできる事からひとつずつはじめてみましょう。
ファンデーション編
ファンデーションはお顔全体の印象を決める大事なパーツです。かと言って、ムラなく均一は決していけません!どんなところがポイントになるのか、NGと上手なコツに分けて見てみましょう。
【NGポイント】
- 色味・塗布量を確認せず、お肌に直接つける
- 均一に塗る
広い面をメイクするファンデーションでは、綺麗に塗ろうとするあまり「均一に均一に」と無意識の内に唱えていませんか?均一で綺麗なのは平面の場合です。
お顔は凹凸があり、その陰影で小顔にも色白にも見えます。綺麗になりたいあまりに均一を目指してはいけません。
お肌にぬる際は、必ず手の甲で色味と量を確認しましょう。ファンデーションがもったいないからと、確認を怠ると残念な仕上がりになってしまいます。
【上手なコツ】
- 手の甲やティッシュで色味と塗布量を確認してからつける
- 一気に広い範囲をつけようとせず、細かく少しずつつけていく
- 塗り端は必ずぼかす
自然なメイクになる為に大事なファンデーションは、特に色味と量に注意が必要です。
綺麗につける為に、手の甲などで必ず確認してからお肌につけましょう。
お肌の状態、お顔の骨格を確認しながらつける量を調整、そして端は必ずぼかします。
一見見えにくいですが、他人の目からはファンデーションの塗り端もくっきり浮いて見えることがあります。塗り端はぼかし、色の段差ができないように気を付けます。
アイシャドウ、チーク編
アイシャドウもチークもリキッド、パウダーと色々ありますが、基本は同じです。
【NGポイント】
- 色味・塗布量を確認せず、お肌に直接つける
- つける部分を確認せずにつけ始める
- やりすぎの重ね付け
アイシャドウやチークは、不器用さんには色味の調節が難しいパーツです。ほんのり薄っすらとつけると、ついているのかつけていないのかわからず、ついつい何度も重ね付けをして濃くなってしまいがちです。
また、どこにどんな印象に見せる為につけるのか。それを考えていないととんでもない所につけてしまうこともあります。
アイシャドウもチークもお顔の立体感を際立たせる意味もあり、アイシャドウだからアイホールに、チークだから頬の一番高いところに。という思い込みメイクはいけません!
面長だったり、丸顔だったり、人によってお顔立ちは異なります。その人のコンプレックスを強調するのではなく、良い部分を引き立てる為のメイクは、鏡をじっと見つめることで発見できるものなのです。
【上手なコツ】
- 手の甲やティッシュで色味と塗布量を確認してからつける
- お顔の凹凸を確認し、どういう印象にしたいのかを決めてからつける
- 合わない配色を使わない
色の印象で仕上がりを左右するアイシャドウとチークは、濃淡や色合わせも重要です。
流行色だからと言って、あなたのお肌に合わないもの、アイシャドウとチークのどちらも色がはっきりしすぎているものばかりを使わないことです。
メイクはどこかを強調したら、他の部分には抜け感を作ることが大切です。全てがきっちりと主張しすぎると、厚塗りメイクになってしまいます。
ここでもファンデーション編と同じく、色味や塗布量の確認を怠らないように気を付けましょう。
マスカラ編
太く長いまつげは皆の理想!それに近付きたいが為に、ひじきのようなゴワゴワな極太まつげはいただけません。
【NGポイント】
- 塗布量を確認せず、そのままつける
- 仕上がりにコームでとかさない
- 瞼についてしまった少量のマスカラを放置する
マスカラブラシについた分量そのままをまつげにつけると、だいたいの方はひじきを通り越してしまうほどに太いまつげになってしまうのではないでしょうか。 必ずティッシュで余分を落としてから、まつげにつけましょう。
まつげに残った余分な繊維質はコームで丁寧に落とさないと、いつの間にか複数本で一本のまつげになっていたりします。メイク直後は気が付かないので、一日そのまま過ごしてしまった!なんてことがないように気を付けましょう。
ホクロよりも小さな小さなマスカラ繊維が瞼に付着!アイシャドウを済ませた後なら、面倒で放置してしまいそうになりますが、意外と目立ってしまいます。
ほんの1mmであろうと、汚れは汚れ。綿棒やコットンで優しく拭き取りましょう。塗布した直後であれば、リムーバーを使わなくても綺麗に拭き取れる確率が高いです。
【上手なコツ】
- ブラシ先の塗布量を調節する為、ティッシュで余分をオフする
- コームを使用して余分なマスカラをオフ、くっついてしまったまつげを離す
新しいマスカラは特に塗布量が多くなりやすいものです。ティッシュで余分を落とし、適量をまつげにつけましょう。
マスカラをつけた後はコームで余分なマスカラを落としたり、くっついてしまったまつげを一本一本に離します。
このひと手間でゴワっとしたまつげを脱出することができますよ。
リップ編
お顔の印象を大きく左右するリップ。最近の流行でははっきりした色味人気が続いていますね。綺麗なリップでいるにはどうしたいいでしょうか。
【NGポイント】
- 流行色だけを追いかける
- 他のパーツの色と合わない
- 唇の形を大きく逸脱している
リップはお顔の中心で、特によく動きのあるパーツです。それだけに、強い色をのせた時、他のパーツとの組み合わせが難しくなります。流行色だから赤いリップをというように、合う合わないを考えない色選びはやめましょう。
アイシャドウを濃くしたなら、リップは控えめにするのがセオリー。どちらも濃いと厚塗りメイクとなってしまいますよ。
唇の形が気に入らないからと言って、形を大きく逸脱してはメイク全体が歪んで見えます。オーバーリップメイクにする時は形と大きさがお顔のバランスを崩していないか確認ましょう。
【上手なコツ】
- 元の唇の形を活かしている
- 他のパーツの色、メイクの印象と合っている
なりたい仕上がりに向けてメイクを頑張ることは良いことですが、整形バリの変形は最早メイクではありません。あなたのお顔立ちから、どこまで変化させることができるのか、変化させることができなければ、他パーツを目立たせることで印象を変えることができないかを模索しましょう。
リップの色も他のパーツとの色合わせ、全体のバランスが重要です。リップをメイクのメインに仕上げるなら、アイシャドウやチークは控えめにしてみましょう。
まとめ
パーツごとのNGポイントとコツをご紹介しました。この他にも自然光に近い明るい照明のもとでメイクしたり、鏡はお顔全体が映る大きなものを使用したりすることで、メイクの仕上がりに差ができます。
ひとつひとつは小さなことですが、それらの集積となるメイクはそんな小さなこと全ての結果です。今メイクがあまり上手くないと感じられる方は、今一度メイクをしている環境や、上記にあげたようなひと手間を行っているかどうかを確認してみてください。きっとあなたが綺麗になるコツがあるはずです。