マナーはシンプルなほど良い理由。快を増やすより不快を無くす

在宅での勤務が増えたり、生活様式が変化したりすることで、新しいマナーとされるものが続々と現れています。けれど、万人が納得することはできないマナーも中にはあるのは、なぜだと思いますか?

目次

 

理解できないマナーの出現

そんなの知らなかった!
マナー本に書いてなかった!
そんな新しいマナーが、最近は続々と現れていることを知っていますか?そして、なぜ新しいマナーが続々と現れるようになったのか。

それは、生活のあらゆる面が、今まさに変化の中にあるからです。

今は新型コロナが流行し、日々の生活も仕事をする環境も大きく変化しています。その変化についていくことに必死な中、マナーはとても感覚的な部分があり、新しい生活様式が確立しきるより早く、新しいマナーは増えているのです。

新しいマナーを知らないのは、まだ一般常識のようにほとんどの人が知るようなマナーとして確立していないせいです。
だから、新しいマナーをしらなくても恥ずかしいことではありません。

 

マナーの本質は「不快を無くす」こと

新しいマナーを知らないということがあっても恥ずべき事ではありませんが、かといって、マナー違反を指摘してくる相手がそう思っていないと、問題になってきますね。

相手としては、「この(新しい)マナーは知っていて当然!」という思考をしています。その人の考えを訂正させることや書き換えることはできないので、お互いに不快な思いをしてしまいます。

しかしながら、マナーの本質は「不快を無くす」ことにあります。
共に仕事をする相手に、足を運んで会いに来てくれた相手に、礼をつくすことがマナーにおいてもっとも大切なことです。

 

新しいマナーが万人受けしないのはなぜ?

例えば、オンライン会議のログイン時間です。
直接会議室に集合していた時は、上司にあたる人を待たせるわけにはいかないという理由から、入室するのは開始時刻よりもだいぶ早い時間でした。
しかし、オンライン会議では「待たせる」という失礼がありません。移動に手間取ることが全くなくなったからです。
それなのに、直接会議室に集合する時と同じように、上司がログインしてくるより前にログインしていないと失礼にあたるという気持ちを抱える人がいます。

マナーの本質である「不快を無くす」に照らし合わせてみれば、確かにこれはマナー違反とも言えますね。
けれど、問題はオンライン会議であるということです。開始時間にならなければ会議は始まらないこと、移動に時間を取られて遅刻することがないことなどの理由から、予定時間前であればログインが30分前だろうと5分前だろうと問題はありません。上司はパソコンの前で待っていると言えば待っていますが、ギリギリまで別の仕事をしていてもいいのですから。実際に待つ状況とは少し違いますね。

このように変化していく様式に馴染んでいない新しいマナーは、これからブラッシュアップしていかなければならない段階にあります。新しいマナーを守るべきと思う人もいれば、そのマナーは間違っていると思う人もいる状態です。

マナーが確立するには時間がかかります。どうすれば多くの人が納得する形になるのか、イレギュラーがあった場合にはどうすることが最善かなど、マナーの本質に照らし合わせて少しずつ変化し、やがて多くの人が知っていくマナーとなっていきます。

 

新しいマナーは守るべき?

前述したように、新しく現れたマナーはまだ万人が納得できる形にまで整っていません。そのようなマナーを守るべきなのか、それとも納得できないマナーは拒否するべきなのか。新しいマナーに出会うたびに思う疑問です。

新しいマナーは、その人が「そうあるべき」「そうするべき」という思いから形になったものです。そこには昔からあるマナーの基礎やその人の今までの経験があって、そう思い至っているでしょう。それを拒否しては、それこそ失礼にあたりますね。

無理やりに相手を立てる必要はありませんが、無理してでも従う必要もありません。
もし時間に余裕があるのであれば、雑談交じりにそのマナーがどういう成り立ちのものかを聞いてみると、相手の考え方や新しい一面を知る機会になります。
相手を知れば、その新しいマナーもそこまで拒絶するほどのものではないと思えるかもしれませんよ。