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お茶の出し方。知っていれば恥をかかない!怖くない!

今回は【お茶の出し方】をご紹介します。
美味しいお茶を淹れても、出し方が雑だと美味しさも半減してしまいます。ゆっくりと寛いでいただく為にも、出し方にも気を付けるポイントがあります。
ビジネスの場でよくある注意点をふまえ、準備をしていきましょう。

 

目次

こんなトラブルの対応は?

 

お茶を出す準備

お茶はおもてなしの心の表れです。美味しいお茶を淹れて、そしてゆっくりと寛いでいただく為のものです。その為には前準備をしておきましょう。

  • 来客人数が多い場合は、予定時刻前に茶器などを用意
    人数が多いと準備にも時間がかかります。しかし丁寧に行わないと茶器が欠けてしまったり、零してしまったりミスしてしまうことも。
    焦らない為にも事前にできる所まで準備しておくと良いでしょう。早めに茶器を出す場合は、上から清潔な布巾をかけておくなどして、ホコリが入らないように注意しましょう。

 

  • 来客人数に変更がないか確認
    来客予定表がある企業では人数把握が雑になりがちです。多めに持って行けばいいという考えでは、お客様に対して失礼です。お盆に残ったお茶、人数に足りないお茶は意外とよく見えるものです。お客様からすれば、アポイントを取ったのに歓迎されていないと思われてしまいます。
    そうならないように、お客様が到着された場合には人数確認をしっかりと行います。

 

  • お客様の好みを聞いておく
    これは先輩から後輩へと引き継ぎがあるものです。
    「○○社の○○さんはブラックコーヒーが好き」
    「△△社の△△さんはカフェイン入りが飲めない」
    このような情報は先輩から聞いておき、しっかりと来客予定と合わせて確認します。何度か来社されているお客様であればこそ、自分の好みとおりのお茶を出されることで歓迎されていると認識します。
    些細なことですが、このような小さな事が大事です。
    お茶出しするメンバー全員が同じ情報を共有できる状況を作っておきましょう。

 

お茶を出す順番を知っておく

部屋にいるお客様と自社の席次を確認しておくと、出す順番に沿ってお茶をご用意することができます。お客様の好みが分かれていてもお盆の上でアタフタすることはありません。

基本的には上座に座っている方が一番偉い方です。お客様側の上座から下座へとお茶を出していきましょう。自社の方々へはお客様へのお茶出しが終わってから行います。

 

部屋に入ってからお茶を出すまで

  • 入室の際にはノックと挨拶
    片手にお盆を持ち、空いた手でドアをノックします。中までノック音が聞こえるように、叩きましょう。
    ドアを開けたら「失礼します」と会釈して入室します。髪の長い女性はこの会釈の時に髪がお盆やお茶に入ってしまうことがあります。そうならないようにきちんと髪をまとめておきましょう。
    入室後、ドアを閉めます。

 

  • サイドテーブル、もしくはテーブルの端にお盆を置く
    サイドテーブルがあればそこに、なければ「失礼します」と一声かけてからテーブルの端にお盆を置きます。
    茶托とお茶は別々にお盆に乗せておくことが基本です。茶托にお茶を乗せて、相手の右側後方から静かにお出しします。茶托がテーブルに当たる音を立てないように、自分の指をクッション替りにすると高さを認識しやすくなり、音が経ちにくくなります。

 

  • 複数人でお茶出しする場合
    誰がどこから回るか入室前に確認しておきましょう。手持ちのお茶が足りなくなったりしないように、各自のお盆に出す分のお茶を分けておきましょう。

 

お茶を出してから部屋を出るまで

  • お茶出し後にさり気なく確認
    全員にお茶を出し終えたら、さり気なく全体に不足がないか、困っている方がいないか確認します。あくまでもさり気なくです。
    お盆を左脇に持ち、ドア前へ移動します。

 

  • 会釈して退室
    ドアを背に会釈をしてから、体の向きを変えてドアを開けます。体が外に出たらもう一度会釈をしてドアを静かに閉めます。
    お茶出ししてすぐに会話が始まることが多いです。ドアの音で会話を妨げないように静かに閉めます。

 

  • 足音も立てない
    ドア越しでも足音は響くので、足音はなるべく立てないように歩きましょう。ヒールの高い靴を履いている方は特に注意が必要です。

 

こんな時はどうする?

お茶の数が足りない

聞いていた人数よりも多かった場合、部屋に入ってしまえばそのまま逆戻りすることはできません。今ある手持ちのお茶を出し、再度お茶を淹れて戻って来ましょう。
その際、お茶は【お客様上座→下座→自社の上座→下座】の順番で出していきます。

 

奥の席の人に届かない

席と壁の隙間が狭く、奥の席に座る人にお茶を出せない場合、前に回って出しましょう。
テーブルの幅が広く、前から出すにも遠い場合には出席者に協力を仰ぎます。出席している自社の人にお願いして、出していただきましょう。
「失礼します。大変お手数ですが、通路が狭いのでお茶を回していただけないでしょうか」と一言添えてお願いします。自社の部屋の広さを知らないことはないので、ほぼ全員が協力してくれます。
お茶を出し終えてから再度お礼の一言を忘れずに。

 

書類があってお茶を出すスペースが無い

お茶を置くスペースを作る為に一声かけます。決して独断で書類に触ってはいけません。
「失礼します。お茶を出したいのですが、少し書類を移動していただいてもよろしいでしょうか」
お茶を出した後は必ずお礼の一言を。

 

おかわりはいつ出す?

会議や予定が長引いていた場合、おかわりのタイミングは基本的には開始して30~1時間を目安にします。
途中退室してきた自社の方がいらっしゃったら、中の様子を確認するのもひとつの手です。
この時にお茶を別のものに変えるなどして、変化を付けても構いません。もう一度同じお茶でも構いません。

 

マスクを付けていてもいいの?

原則失礼にあたる行為です。マスクは外します。
けれど、どうしても外せない理由がある場合、出席する自社の方に話を通しておきましょう。その方からお客様へご説明していただけます。
またお客様から指摘があった場合、すぐに謝罪と理由を明確にご説明します。

 

「いらない」と言われたら?

お茶をいらないと言われたら、お客様のご要望を優先します。しかし他の飲み物が選べる場合、その選択肢をお客様に確認しておくと良いでしょう。
飲み物自体がいらないのか、その飲み物が飲めないのかで判断が変わることもあるからです。
対応する担当者がその場にいるならば報告は不要ですが、いなかった場合には担当者が部屋に入る前に必ず報告しておきましょう。
お客様がお茶を飲まない場合、担当者も遠慮することが多いです。

 

 

お茶出しはおもてなし

お茶出しはおもてなしのひとつです。丁寧な所作はもちろんですが、しっかりとした知識があってこそ所作は美しさを増します。
「たかがお茶出し」と思わず、お客様にとって何が望みなのかを考えてみてはいかがでしょうか?
強風が吹き荒れる日であれば、お手拭があると嬉しいですね。
雨の日に来社されたお客様の肩が濡れていたら、乾いたタオルを出されたら、どう思われるでしょうか。
お茶を出すだけではなく「もうひとつお客様の嬉しい」を込めてみると、より一層お客様との関係性が良好になるのではないでしょうか。

当然やり過ぎ・押し付けは厳禁です。心地よく寛げる空間を作りだすことが目的です。それを選択するのはお客様であるということをお忘れなく。

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